■人生
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●友人 学生時代の友人は一生ものと言う人もいますが、そうではありません。気の合わない人しかいないなら、無理に付き合う必要はありません。
30歳になっても仲の良い友人は作れます。互いに一番の友人でないといけないと言うこともありません。
映画は彼、旅行は彼女、相談は彼というように、行動ごとに一番の人が変わってもいいのです。
気の合いそうな人や気になる人がいたら自分からはない掛けて友人になりましょう。グループに入らなくても、グループの外でその人と付き合ってもいいのです。
仲の良い人をからかう、根掘り葉掘り聞く人がいます。聞かれたくない人もいます。 聞きたい理由と内容を絞って聞きましょう。そうでないとからかいになりがちで、相手を嫌な気分にさせます。
例えば好い雰囲気の二人がいたら、口笛を吹いたり囃し立てたりして仲を壊してはいけません。聞きたいことは具体的に聞きましょう。
「ねえねえ、二人でどこ行ったの?ホテルとか行ったんじゃないの〜?」ではなく 「わたしは恋人がほしいけれど、付き合ったことがないから、付き合うとはどういうことかを教えてほしい」だとか、
「ねえねえ付き合ってるの〜?」ではなく、「わたしはあの人のことを気に入っている。あなたが付き合っているかどうか知りたい」と言えばいいのです。 じぶんのプライドを守るために相手の仲を壊すのは、ただの嫌な奴です。 - ●青春や子供時代 背伸びしてでも無理してでもなるべく人並みに経験しましょう。その時にしかできないことなので、しないでいると一生後悔するからです。それが人生全体に悪影響を及ぼします。
例えば大好きだったあの人に告白できなかったからと言って、その人以上の人が現れないから一生結婚できないと言う人もいます。 後悔しないように、告白して断られておいてください。
例えば、大人になって鬼ごっこは本当にはできません。大人を誘っても断られるか、すぐに息が上がって満足できません。子供を誘えば変人と思われます。
ゲームもマンガもアニメも原宿もコスプレもモヒカンも自転車もテーマパークも鬼ごっこもかくれんぼもスカートめくりも大人になると悲惨なことになりがちです。 余計に金がかかったり犯罪になります。 高校生の頃には一年間に映画を5本観れば満足できたのに、それをしないで後悔して大人になると、一年間に50本観ないと気が済まなくなるかもしれません。反動と言われるものです。 - ●家族 色々な家族があります。家族がいて苦しいと思ったら良い家族とは言えません。修復するために話し合いましょう。
相手が会話や修正を拒否するなら、逃げても捨ててもいいでしょう。あなたの人生です。捨てることを後悔するなら捨ててはいけません。一時的に離れればいいでしょう。
あなたの今いる家庭は苦しいかもしれませんが、世の中にはドラマに出て来るような暖かな、笑顔のある。穏やかな家庭が実際にたくさんあります。あなたは自分でそれを?み取れるのです。こんな自分には無理だ、そんなことはありません。自分次第です。 - ●恋人 付き合うとはどういうことかを実感しないと、後々の人間関係や人生に悪影響があります。これを理解するために、3人以上の人とは付き合いましょう。
この人と一生一緒にいたいと言う人が既にいるなら、その人ととことん付合いましょう。 - ●セックス 避妊をしたうえで早めにしておきましょう。長くしないでいると、相手に引け目を感じたり、自信がなくなり、人生全般に悪影響が出ます。
勿論好きでもない人と無理をしてする必要はありません。ライオンもナマケモノも友人も親も政治家も社長も教員も警官も消防士もセックスしています。
ゴータマシッダールタもしています。大統領もしています。国王もしています。血のつながった子供のいる人はみなセックスをしています。
セックスは悪いことではありません。気持ちの悪いことでもありません。明るく楽しくセックスしましょう。 - ●自分で作る家族 結婚や子供のことです。
年齢を重ねるにつれて、相手の年収や貯金の額、仕事などの、誰にでも取って代わられる可能性のある、失う可能性もある条件を参考にして相手を選ぶようになりがちです。
そして、それに見合った相手は少ないのが現実です。そうした相手があなたに魅力を感じるとも限りません。なるべく若いうちに、内面を好きになった人と結婚することがいいでしょう。
子供も早いうちに作っておく方が、母子ともに健康にいられます。また、介護を心配して子供が独り立ちする機会を失う可能性も減らせます。
子供が25歳の時に親が50歳なら子供は気兼ねが少ないでしょうが、親が60歳なら健康や金の問題が出て来ます。
認知症になっていたら近くに住まざるを得ないかもしれませんし、結婚もあきらめる可能性があります。
もっといい人が現れるかもしれませんが、とりあえず一度結婚してみるのもいいでしょう。
子供を作るのはこの人なら離婚せずにいられそうだと思ってからでいいでしょう。そのためにも早く結婚する方がいいと思います。
結婚は二人の意思によるものですから、公的機関に紙を提出しなくてもいいのです。名字を変えたくない人は、公的機関に紙を提出する際に、相手に名字を変えてもらえばいい。 - ●いじめ
改心する人はほとんどいませんし、いじめられた人は一生引きずって生きていきます。- あなたにとってのストレスが限界に近い、既に限界のケース
- 特定のルール(制服が嫌)や特定の人間集団への嫌悪・忌避ならば、転校という手があります。
- 学校全般が耐えられないなら、ひきこもり、フリースクール、ホームスクールという手があります。[港区 フリースクール]などと検索すれば、家の近くのフリースクールがわかると思います。大検を受ければ、高等学校を卒業していなくても大学を受験できます。
- 指示や暗黙の了解、年上、大人などの権威や支配を感じさせるもの=悪と考えるようになると、嫌悪・忌避が起こります。通学拒否。退学などが手です。カルト宗教にはまる人もいますが、そこにもルールや権威はあります。幸せになれるとは思いません。
- あなたにとってのストレスが限界を超えるケース
- 特定の権威(人間や社会集団)=悪と考えたり、破壊衝動が生まれます。 例)革命。他殺。テロ。暴力。自己破壊=自殺に進む人がいます。もちろん幸せにはなれません。
- 自分以外の人間、秩序、社会=悪と考えたり、破壊衝動が生まれます。 例)革命。無差別他殺。無差別テロ。無差別暴力。借金踏み倒し。 もちろん幸せになれません。 ストレスがたまって、限界に近づく前に、ストレスを更にためないうちに、手を打ちましょう。まず知っておいてほしいことは、いじめは永遠には続かないということです。それは終わりがあります。長くても数年後だと思います。いじめは学校を卒業すると、塾を辞めると大抵は終わります。転校しても、就職しても、終わります。いじめは永遠に続くことはありません。だから、いま自殺をしないでください。いじめのなくなった人生が待っていますから、その人生を台無しにするような暴力や革命を起こさないでください。あと数年我慢するか、転校するかしてください。中学ならば出席日数が足りていれば、(たぶん試験を受ければ)もう学校に行かなくても卒業できます。
■仕事
- ●−家業を継ぐ-すでにビジネスモデル(こうすれば稼げるという仕組み)ができていますから、それに乗っかればいいだけです。夢が他にある、自分の能力を試してみたい人は、家業の傍らに時間が余ればする手もあります。或いは、修行の名目で家業と同じ業界で仕事をしてみる。25歳まではやってみると決めて、別の業種で仕事をしてみる。家業が数十年先も有効なビジネスモデルとは限りませんから、家業を継いでも新しいことに目を向けていくことは必要です。
- ●−起業−25歳までに、借金しないで、数人で始めてみましょう。一人では苦手なことがあった時に、失敗する可能性が高くなります。
交渉が得意、技術を持っている、経営戦略が優れているなど、異なる能力を持った人と組みましょう。
大学に通いながら、仕事をしながら始めて、実際に金が入って来るようになったら大学や仕事を辞めるかどうかを考えましょう。
辞めてから始めるのは危険です。成功した起業家はたいていが3回は倒産しているからです。同時に2つの事業をしてもいいのです。
翻訳で一か月に10万円を稼ぎ、アフィリエイトでも10万円稼ぐなら生活できます。但し、一生それが続くとは限りませんから、新たな事業の種は考えておきましょう。
個人事業主は起業の一種です。歌手、プロスポーツ選手、作家、プロの役者、声優などがそうです。社員ではありませんし、社員名簿に載る形では所属もしていないけれど、どこかの企業と対等に契約しています。きゃりーぱみゅぱみゅ、メッシ、村上春樹、谷村美月などがそうですね。
参考文献「ビジネスモデルYOU」「未来を発明するために今できること」「はじめの一歩を踏み出そう」 - ●−雇われる−国内−外資系
−国外
契約社員から始めても、なるべく正社員を目指しましょう。転職の際に、正社員経験がある方が、責任ある仕事を任せられた経験があり意識が高いと見なされやすいからです。
正社員にならないかと言われたら、合っているということですから、よほどひどい企業でない限りは断らない方がいいでしょう。
それでも俺は音楽で食べていきたいんだ!と思っているなら、休みの日に本気でして、デヴューしたら企業を辞めればいいのです。
義理が立たないと言うことはあるかもしれませんが、企業も経営が苦しくなれば解雇します。お互い様です。
人生以外は、結婚も就職も国籍も友人も、一生同じと言うことは保証されていません。ほとんどの人が何回か転職をします。その際にまったく異なる業界に進むのは難しいのです。採用されないからです。起業してその業界の経験があれば別です。起業しない場合は、会計などの専門知識か営業などの経験があれば、多くの業界で雇ってもらえます。その業界でしか通じない知識や経験しか持っていないと、転職時に不利になります。似た業界でしか移動できないからです。外資系ホテルで仕事をした人は、接客、通訳、旅行ガイドやツアー企画、などの分野が似ていますから転職はハードルが下がります。一方で、建築デザインやIT業界に進むのはハードルが高くなります。
雇われることを選択する場合、年齢の壁が日本社会にはあります。新卒/大学を卒業してすぐの人は大量に採用されます。25歳になると、その業界の経験(アルバイトでも構いません)がないと、採用されにくくなります。30歳になるとかなり厳しい。35歳になると採用してくれる企業自体が少ない。今はこういう状態です。少子化が進むので、あなたが30歳になるころには30歳でも採用したいと言う企業が増えているかもしれませんし、コンピュータ化が進んで採用は減っているかもしれません。いづれにせよ、なるべく早いうちにこの業界なら一生いても嫌にならないと言う業界に入る、或いはその業界で起業することが肝要です。できれば就職しながら25歳までに3回は起業してみるといいでしょう。前の会社を辞めてから一年間何もしていないと、働きたくないのかな?家族の介護が必要でよく休むのかな?何かの病気かな?と思われて、次の会社で採用されることが難しくなります。起業をしていると、履歴書に空白が生まれません。この一年間は起業をしていましたと言えます。但し、就職に関しては建設現場やトラック運転手などは体を壊しやすいですし、体を壊すと続けられません。またカフェの店員は大体が20代ですから、その後は店長や本部での総務などに移動していきますので、ずっとカフェの現場で働きたいと言う思いがあっても難しいと思います。そうした面も考慮しましょう。
- ●学校−高等学校
−大学−国内
−海外−短期留学(夏休みなど)
−数年留学
−国内卒業後に留学
−専門学校や予備校
−通信教育−紙、PC、スマホ、文字やスカイプ
●−友人や知人
●−独学−無料サイトや図書館
金のかからないものや、時間の融通が利くものがあります。大学を出てから、大学に行きながら、別のことも学べます。
大学は遊ぶところ、学問をするところ、将来を考えるところ、この中の一つだけを正しいと言う人がいます。
けれど、あなたにとって何が正しいかはあなたにしかわかりません。人に義理立てする必要はありません。正しくないことでも、必要なことはしましょう。
大学生の本分は学業だからと、遊ばず友人をつくらず、大学を卒業してから就職活動をすることは正しいことかもしれません。
けれど、あなたは後悔するかもしれません。納得はしても、現実に苦しい人生を送ることがあるかもしれません。
そうならないように、人の主張する正しさをそのまま受け入れないで、自分で考えて、納得できて楽しく生きられる道を選んでほしいとわたしは思っています。
大学で学んだことがそのまま仕事に使えることは殆どありません。資格取得に有利であったり、就職時の履歴に有利であったり、研究職に進む際の素養になったりする程度です。現場を早い時期に体験する方が何倍も役立ちます。
例えば、アルバイトで塾の講師、レストランの給仕、インターンなどがあります。履歴に書けるので就職にも有利になります。
大学卒業後に例えば出版社に入って仕事をしながら、実は芸能人になりたいからダンスのレッスンに通うと言うことは大変です。学生のうちにレッスンに通って実力を見極めましょう。
合っているか、能力があるかくらいは、学生のうちに経験してわかっておく方がいいでしょう。 - 勉強の仕方−一週間に三回アウトプットすると記憶に定着すると言われます。また異なる問題集を三回よりも、同じ問題集を三回の方が力が着くと言います。
語学なら、覚えた単語を使って一週間のうちに3つの物語を作る方法があります。一冊分厚い会話集(旅行英会話、日常英会話など)を買って来て、徹底的に覚えます。そして頭の中で旅行をして会話をします。
期限の決まっている試験勉強は問題集を繰り返しします。
学問は体系的に、つまり概論/大筋から入って、各論/詳細へと進みます。例えば、世界史→日本史→明治時代→鹿鳴館と言った具合です。参考情報テーマを絞って、それに関した本を知りたいときには広くたくさん出すなら「amazon 東京大空襲」と検索し、真っ当な本だけに絞りたいなら「レファレンス協同データベース 東京大空襲」と検索すると、いいと思います。大学で論文やレポートを書く際にも使えます。近隣の図書館にあるかを調べるには「カーリル」HPを利用しましょう。
趣味は好きなように興味のあるものを追い求めます。 - ●教養は必要か 教養の定義は、「深い専門領域を持ったうえで、その他の領域を広く知っており、高い意識と視点で、様々な視点から、広い視野を持って世界や物事を見て理解し判断することができる能力」です。
あった方がいいけれど、その気になって取り組んでから、教養人の末席に座るまでに15年以上かかります。直接役に立たないこともあります。人生を豊かにし、人の人生を救い、世界を救う可能性があります。行動するかどうかで変わります。
教養はないけれど即戦力になる実用的な知識や技術を持っている人は、就職は楽になります。出世/地位を上げることは難しく、使い捨てになる可能性もあります。起業も難しいでしょう。
つまり両方が必要です。 仕事をしながら、教養も少しづつ身に着けていくと言う姿勢で良いと思います。専念すると、世界は救えても、あなたの人生を救えなくなります。 - ●最新知識 なるべく早く触れておきましょう。現時点なら3D技術(3Dプリンターなど)、人工知能、分子生物学、素粒子物理でしょうか。
参考情報Build2015と検索するとマイクロソフトの今後の動向がわかります。ホライズンレポートと検索すると、学校や社会で数年後から10年後に一般的になる技術の予測を観られます。こうした情報を利用して取り残されないよう、先んじて技術を身に着けることが可能です。TEDはネットで観られるアイディアにあふれたプレゼンテーションです。アフリカの少年が水を使わない洗剤の発明について話したり、自分の世界が狭いとわかりますし、刺激を受けられるでしょうし、ビジネスのアイディアになる話もたくさんあります。 - ●汎用知識-英語やプログラミングなどの知識は最低限は今後も必要です。簡単な会話やプログラムを組める程度にはなっておきましょう。就職でも起業でも日常生活でも必要度は増してくると思います
参考情報プログラミングならdotinstall.comから始めるといいと思います。英語はたくさんありますが、日常では会話能力を上げるといいでしょう。特にこれがと言うサイトはありませんが、リスニングならばABC,CNNなど海外のラジオをネットで無料で聴けます。多言語については、ネットで検索すれば東京外国語大学のTUFS言語モジュールに当たると思います。ここは無料でタイ語やベトナム語などのアジア、スペイン語やイタリア語などのヨーロッパ、加えてアラビア語なども学べます。初心者が学ぶにはいいサイトです。
汎用知識のうち、高度なものは翻訳、通訳機能の質の向上や、簡易化したプログラミング言語の登場があるでしょうからそれに任せます。但し、素養がないとそれを使いこなせませんし、将来の仕事の選択の幅が狭いままです。好きな仕事をするにもその技術が必要で、雇ってもらえないことや起業に時間がかかりタイミングを逸することがあります。 - ●学校で学ぶ知識-受験に役立ちます。人との会話、内容理解の基礎になります。
- 衆議院議員選挙=総選挙・参議院議員選挙という「国政選挙」
- 都道府県知事選挙・都道府県議会議員選挙・
- 市区町村長選挙・市区町村議会議員選挙という「地方選挙」
- 加えて、議員辞職などに伴い欠員が出た場合に行う補欠選挙=補選
- 最高裁判所の裁判官が適切な人間かどうかを審査する「国民審査」も選挙時に行われることがあります。最高裁判所のHPで、その時に審査を受ける人の紹介がされています。どんな裁判に関わり、どんな結論を出したか、補足意見を出したかを知ることができます。例えば多数決で死刑と決めたとしても、その人の補足意見では「私は死刑には反対だ」と書いてあるかもしれません。こうしたことを参考にして、私たちは「その人が適切かどうか」を判断します。
●仕事はしない 起業もしないし、雇われるのもまっぴらごめんだ。気持ちはわかります。それではどうやって生きていくか。
・生活保障
・農業(例えば、米や野菜)などをして食べるものを自分で作る。そして、野菜などと自分で作れない肉や魚を交換する。但し、家を借りるか買うかして住むでしょうから、その金を捻出する必要があります。或いは、住居に関する税金はやめるという運動をする。
・金を持たない生活と言うと、ホームレスなら家賃は要りません。但し、金を要求する行為は法律に違反します。托鉢のような宗教行為は浄財ですし、大道芸への投げ銭は対価ですから、問題ありません。何もしないで「自分の生活のために金をくれ」という行為は違法なのです。金のある人が自分の意思で、求められてもいないのに金を渡す行為は贈与、或いは寄付ですから、問題ありません。
・アルバイトなどで短期間稼いでから、投資をして生きていく方法もあります。才能と運に恵まれれば、一生仕事をしなくて済みます。
そもそも何をしたいかわからない。したくないことはたくさんある。興味のあることは何でも始めて見ればいい。したくないことでも続けていけることもあるし、才能があることもある。それなりの楽しさを見出すこともある。人生で何事かを成さないといけないということはない。誰が言ったか知らない言葉に捉われる必要などない。自分の優先順位を決めればいい。決めて順位もその都度変えて行けばいい。愛の為に生きるのか、金か、自由か、好きなことか、権力か、名声か、楽なことか。色々な指標を考えて、ミックスさせていけばいい。付き合う人は顔、安心、楽しいことを基準にして、仕事は金、楽しさ、名声を基準にする。
何にも才能がない。そういう人もいる。世の中の大半の人、例えば90%の人は、総合的な能力は大して変わらないと思います。総合的な能力には、日本国語(通例は国語と言います)、英語、日本史、世界史、化学、物理、サッカー、卓球、セパタクロー、落語、ジャンプ、プログラミング、デザインセンス、ファッションセンス、声の大きさ、記憶力、耳の良さ、滑舌の良さなども含まれます。他は一切やらないでピアノだけをしている人は、あなたよりもピアノが巧いのは当然です。そこに能力を使っているから。ピアノに対しての才能がどれだけあるかはわかりません。あなたにも、まだ知らない才能があると思います。それを見つけられるかどうかは、運と行動です。あなたは才能をどう使うかを考える必要があります。苦手なことを克服するために使うか、才能のあることに使うか、満遍なく使うかです。例えば、英語100点、国語40点、日本史40点で合計180点か、すべて60点か。したいことと才能が一致しているとも限らない。環境が許さないかもしれない。あなたは世界一足が速いかもしれない。けれど、人前で走ることが怖くて走れない。親が反対する。手先の器用なあなたは外科医に向いていて、ゴッドハンドと呼ばれる才能を持っているかもしれない。けれど、あなたは血を見たくない。あなたはサッカーをしたいが、才能がなく、興味はないけれどカバディの才能を持っているかもしれない。或いは、役に立たない才能を持っていて、困っているかもしれない。あなたは世界一耳毛の成長が早いのかもしれない。あなたのゲップは世界一臭いのかもしれない。世界はこういう人で溢れている。TVで観る有名な人は一部の幸運な人だ。才能としたいことと環境と努力の一致した人なのかもしれない。あなたはそうなりたい。あきらめるのも挑戦してみるのもあなたが決めればいい。才能はすぐ発揮されるかもしれないし、ゆっくり開花するかもしれない。それは誰にも分らない。
■学業
■知識
-
何を学ぶか
ちなみに、サイトでも本でも、何らかの意見に触れる際は、左右両方と中立的な意見すべてに触れることが肝要です。一方の意見だけ、一冊の本だけで完璧と言うことはありませんし、洗脳されやすくなります。また、自分の立ち位置をはっきりさせていない人、サイトはあまり信用しないほうがいいでしょう。このサイト「18サイトのための総合サイト」も立場を明示していませんね?参考情報や参考文献に関しても、例えば原発賛成、原発反対、中立という3つの立場がありますが、原発推進の情報は載せていません。どのサイトや書籍でも、こういうことに気付いてください。ですからこのサイトも全面的に信用しないで、いろんなサイトや人の意見に触れてバランスよく自分の意見を作っていってください。一人の意見を聞いて、ああそうか、この人すごいとなって自分で考えなくなることは一番危険なことです。
日本人として必要な教養は日本近現代史だと思います。企業のトップへのアンケートでも教養として必要な分野として上がります。そこで以下に参考となる本のリストを掲載しました。ここをクリックしてください。なお、後半には日本外交、国際情勢のリストも付けています。
■金
心配も減ります。世の中の心配や事件は殆どが金がらみです。金があれば、老後の生活や介護や病気の治療費や世の中の不況を心配しなくていい。 危険な社会からは抜け出して安全な社会に移住すればいい。金がないから軍隊に入る人も世界中にいます。
好きな仕事もできます。才能も発揮しやすいでしょう。あなたにホテル経営の才能があっても、「わたしは今までにホテルで仕事をしたことも、経営をしたこともありませんが、ホテル経営の才能があります。わたしを経営者に迎えてください」と言っても、是とする企業はないと思います。 金があれば、自分でホテルを作って、或いは買って、経営すればいいのです。3年後にあなたは天才ホテル経営者と言われているかもしれません。
●金は何かの目的のために増やす、そして使うものです。単なる道具です。汚いものではありませんし、遠ざける必要もありません。あなたが今までに金で嫌な思いをしたことがあっても、金を目的にしない方がいいでしょう。金がなくても友達付合いをできる、そういう相手がどこかにいます。そういう恋人がいます。
●そもそも親、家が金がないから困っている。気持ちの上でも健康の上でも働けるけれど、親が仕事をしていない。ハローワークに行けば、仕事を紹介してくれます。今住む家もないんだと言う方で、このサイトをどこかで見ている方は、自立生活サポートセンターもやいへ連絡してください。アパートの連帯保証をしてくれます。
●金は寄付、雇われ仕事、請負仕事(通訳など)、起業、投資などで増やせます。最初は雇われ仕事で始めて、貯金を投資する方法もあります。定期預金でも外国の銀行には利率の高いところもあります。視野を広げましょう。そうした点においても教養は力を発揮します。利率が低いと言って嘆いている友人に助言もできるでしょう。友人の人生を救ってあげてください。
投資は自分の理解していないことには手を出さないようにしましょう。現物株はわかるけれど、先物はわからない。FXはわからない。投資信託とな何か。国債と社債。色々あります。説明されて理解したつもりになっても、実際は損することが多いでしょう。株式投資の場合は、10人中9人が一年以内に金がなくなって市場を去っていくと言われます。為替はもっと難しいものです。大企業やエコノミストが予測をしますが、大抵は外れています。個人が予測をするのは無理だと思います。
■政治
様々な政治活動があります。ここでは、選挙について書きます。
18歳選挙権 投票前にあなたに知っておいてほしいこと●選挙の種類、
があります。
●選挙区と言うものがあります。たとえどんなに投票したい立候補者がいても、自分の投票する権利のある選挙区(住民票のある選挙区/大抵は自分が住んでいる処)から立候補していないと、その人には投票できません。選挙によっては、あなたの投票できる選挙区の区割りが変わることがあります。例えば千代田区の区長を選ぶときは選挙区は千代田区です。衆議院議員を選ぶときには選挙区は千代田区、港区、新宿区の人が同じ立候補者から選びます。
立候補者個人を選ぶ票=選挙区と、政党などを選ぶ票=比例区があります。 例えば、一つの選挙で選挙区では自民党に投票し、比例区では民主党に投票すると言うことが可能ですお。選挙によっては、政党を選ぶ票はなく、立候補者のみを選ぶときもあります。例えば知事を選ぶ選挙では、立候補者のみを選びます。
●白票/はくひょう〜投票所に行って、立候補者の名前や政党の名前を書かずに票を箱に入れることです。誰にも期待できないという意思を表明することができるとされています。この場合、世の中を変えるための票を入れていないので、実質的には「現時点で一番勢力のある立候補者/党に入れたことになる」という説があります。例えば、「前回、あなたの選挙区から議員になった人で、今回も立候補して当選した人」、前回も今回も与党になる党がそうですね。 白票にするならば、
現状維持でいいけれど、与党に票を入れて力を増すべきではない。
或いは、
前回の野党が今回の与党になりそうだけれど、票を入れて力を与えるべきではない。
と判断したときに、あなたの意思を最も反映すると思います。 しかし、あなたの知らない誰かの投票によって議席が決まることには変わりありませんので、有権者の義務として記名して投票すべきです。
●選挙公報が(地域によって異なります)選挙日の一週間前には配布されます。選挙公報には、立候補した人の名前や理想や宣言や経歴などが掲載されています。
これまでにどんな仕事をして来たかもわかるでしょう。無所属/党に属していないこと、の立候補者でも経歴には「元○党○支部長」などと書いてあれば、今も繋がりがあって、当選後に復党する可能性があるなどと予測を立てます。
何度も当選している人は経験がある、或いは腐敗していると判断もします。過去の発言もNETで調べてください。
●選挙以外にも政治に参加する方法はいくらでもあります。
立候補・立候補者にメール/手紙をして要求・街頭デモ・政治家にメール/手紙・新聞に投書・政治など社会問題を扱うサイトに投稿・自分のサイトで主張・家族などと政治の話をしてあなたや社会にとって望ましい政治家に投票するように呼びかける。文部科学省は学外での政治活動は届け出をなどと言っていますが、無視して構いません。文部科学省の通達/指示/依頼は支配下にある学校に向けられたものです。学校以外にはその支持は及びません。それは法律で決まっています。学校は文部科学省の言うことを聞くかもしれませんが、あなたは文部科学省の支配下にありませんから生徒ではなく一人の国民として責任ある行動をすればいいのです。
参考文献「政治参加する7つの方法」(筑紫哲也.講談社現代新書)
●多くの政治思想や主義やグループの考え方があるので大まかに説明します。
・独裁・王政・貴族制/寡頭制・民主主義 独裁は一人が好きなように政治をすることです。独裁者以外には困った制度です。王政は世襲(王の子が王になる)の王が政治をする。立派な人が王であればいいのですが、何代も立派な王が続くことなどありません。これもあまりいい制度ではありません。王はいるが、実際の政治は民主主義という英国やオーストラリアのような制度もあります。貴族制は世襲と能力のある人が貴族になり政治をすることです。寡頭制は少人数の政治の意味で、貴族制と同じとされていますが、特定の資格を持つ(貴族など血統が良いと考えられている人)ひとたち、当然少ない人数ですが、彼らが政治をすることです。他の人は政治に参加できません。日本は誰でも政治家になれる、国会議員に立候補できます。結果として選ばれない。少人数が政治をしていますが寡頭制ではありません。 民主主義は政治の面では身分がない、王も貴族も国民であるという考え方です。みんなで政治をしようということです。
右翼と左翼 フランス革命後に座っていた位置が左か右かというだけの違いです。座る位置で綺麗に考え方が分かれていたので、他国も真似して右翼だ左翼だと言っているだけです。実際には国により時代により右翼の内容も変わりますし左翼の内容も変わります。
・右派/右翼 この18年の日本では国家主義 民族主義 全体主義 がこちらです。権力を国家や民族や天皇に集中させて盛り上げていこうと言う考えです。学校ならば「担任に権力を集中させ生徒は言う通りにしなさい。生徒はさまざまな意見を持つ必要がない」弊害としては「このクラスは学校でいちばん優れている、このクラスを愛せ、このクラスの悪口を言う奴はこのクラスから出ていけ、他のクラスの奴と口をきくな」このように排他的不寛容均質的息苦しい集団になりがちです。クラスを国や民族に置き換えて読み替えてください。生徒個人の違いを認めない。ドナルド・トランプさんや金正恩さんが公式に主張しているのはこの立場ですね。国のために尽くせ。大きな政府を目指す動きも同じです。
・左派/左翼 この18年の日本では共産主義 社会主義 国際主義 がこちらです。護憲かどうかは無関係です。権力が集中しないよう分散しようという考えです。三権分立はこの考えから生まれています。国の力が弱まる。団結心がなくなる弊害があります。
・共産主義 社会主義 資本主義 資本主義は資本(金や土地)はすべて自分の思うように使っていいし、資本を使ってもっと資本を増やそうという考え方。当然格差が生まれます。偏差値がみんな違うのと同じ、給与や小遣いが違うのと同じ。但し、トランプのポーカーで最初に配られたカードがいきなりロイヤルストレートフラッシュの人もいるし、豚の人もいます。金持ちの家に生まれれば有利ですし、金のない家に生まれれば不利です。それでも競争して金持ちになれるチャンスがあるならいいという考え方です。共産主義は個人の財産(金と土地と宝石と時計と服と家)を認めない考えです。みんな平等。働かなくても金を貰えるのでやる気がなくなりみな貧乏になりやすい傾向があります。またあんたはあの家に住んでくれと、家や仕事を割り振る人は必要です。その人に権力が集まります。その人が立派な人とは限りませんから、結局ワイロでいい家を貰ったり食べ物を多くもらったりしますから不公平になりがちです。社会主義は個人の財産は認めますが、工場や会社などの公的なものは共有しようという考えです。共産主義も社会主義も政府を作りません。政府を作り社会的なこともするのは社会民主主義です。自分の金は全て自分の思う通りに使うのが資本主義ですが、世界中の多くの政府が税金を取りますし、その金を鉄道に使ったり年金として老人に払います。だから日本もアメリカも実際は社会民主主義です。但し、自分の溜めた金を自分が老人になった時に使うのは社会主義ではありません。日本のように自分が払った金は今老人に払われる、社会的に助け合う制度ですから社会主義です。
どんな思想も主義も良い所も悪いところもあります。一方的に優れて正しい考えなどありません。政治とは一人一人異なる好みや利益を調整して皆が不快にならないよう皆が不利益をこうむらないように調整することです。あいつは右翼だから、あいつは左翼だからと自分と異なる考えだからと言って非難したり選挙の為だけに心地いいことを言う人は政治家としての調整能力ばない人ですから、その人に投票しないでください。
・保守と革新 保守は現状維持です。護憲/今の憲法を守ろう。今の政治制度でいいよ。革新は憲法を変えよう。政治を変えようです。一般的に自民党は保守といいますが、実際は憲法を変えようというので革新です。大日本帝国時代にもどろうという人も多いので、その点では自民党は懐古主義です。昔にもどろう。共産党は革新と言いますが、護憲です。保守ですね。どの政治グループも実際に言うことと人から言われることが違うのですが、これはあいつはこうなんだと悪口を言ってイメージの悪いレッテルを張って自分に有利に選挙を進めようとしているからこうなっているのです。あなたは右派か左派か、保守か革新か、なんと「言われているか」などは無視してください。なにを「しているか」を考えてください。
●民主主義は、民/市民が主/主人の制度です。代表者/政治家を選ぶ際に、主であるあなたは多くのことを知っていなければなりません。勉強が忙しい、仕事が忙しい、遊ぶのに忙しいからと言って、主の責務を放棄してはなりません。なぜかと言うと、日本の議会制民主主義は選挙という多数決に多くを拠っているからです。 例えば、
有権者/投票権を持つ人が11人いるとします。
Aグループは5人が「地球滅亡賛成」
Bグループは5人が「地球滅亡反対」
残りの1人「どうでもいいから賛成に入れよう」
或いは「Aが金をくれたから賛成」
或いは「Aは友達が多いから賛成」
或いは「試験勉強で忙しいから投票しない」
或いは「Aに投票したら大学合格させてくれるって言うから賛成」
或いは「Aのリーダーは良い人そうだ」
これでわかったでしょう。日本の議会制民主主義においては一人でも選挙に行かない、まともな判断をしない、知識が足りないのでは成り立たないのです。日本はとんでもないことになってしまうのです。過去にそんな人が多くいましたね、投票率の低いことからそれがわかるはずです。それで日本は今のようになっているのだと思います。投票していれば、しないよりはましな状況になると思います。少なくとも納得できる状況には近づくでしょう。ですから、あなたは知識を身に着け、判断し、投票し、周囲の人にも同じことを要求してください。
●投票は決められた投票日以外にも投票できます。期日前投票制度と言います。投票日は忙しいけれど、2日前なら空いているから投票しようということが可能です。選挙の投票所の入場券が選挙日の前(10日〜14日)には送られてきますから、それを持って、投票日か期日前に行ってください。投票日(例えば小学校)とは場所が異なる(例えば市役所)ことが多いので注意してください。
投票所には、立候補者の名前や政党名が張り出してありますから、一字一句正確に覚えて行かなくても大丈夫でしょう。例えば、齋藤慎之助と言う候補者がいたら「斎藤だっけな?慎之介だっけな?」と迷っても書いてある名前を見ながら書くことができます。田中さんなどは複数いるかもしれませんので、フルネームで憶えてください。
●投票前にテレビや新聞やネットで「山脇氏が優勢」などと出ていることがあります。これは確定ではありませんが、たいていの人が「どうせ山脇が当選するんだから投票に行っても意味ないな」と思って、投票に行かないことで、実際に山脇氏が当選してしまいます。事前の情報がなんであっても、自分の理想に近い人に投票すると言う態度を取る人もいます。これが正しい態度だと思います。けれど、そうした人が少ないと「山脇氏と谷村氏が優勢」と言う場合は、当選しそうな二人のうち、ましな方を選ぶと言う人もいます。これは現実的な態度だと思います。
●投票判断の材料
テレビのニュースや政見放送 ネットのニュースや政党や立候補者のHP−参考情報「政治山」というサイトは政治や選挙のまとめサイトです。グーグルなどで「千代田区 選挙管理委員会」などと検索しても情報が出て来ます。 街頭演説〜駅前などで聴く。質問は受け付けないことが多いです。 選挙公報〜役所に置いてあったり、新聞と共に届けられます。 選挙事務所〜立候補者がいそうな時間に、或いは約束して行って話す。 討論会〜立候補者同士が討論をします。実地されない選挙区もありますから、あなたが主催してもいいでしょう。但し、戸別訪問をして「討論会に来てください」と言うと公職選挙法(138条)に違反する可能性があります。
●選挙カーで廻っている立候補者を見ることがあると思います。学校の周囲には近づいて大声を出さないようにしようとの決まりが公職選挙法(140条-2)にあるので、学校の近くではあまり見ないかもしれません。これは努力規定なので、罰則はありません。 同じ140条の規定は以下です。
・連呼行為の禁止
「何人も選挙運動の為、連呼行為をすることができない。但し、演説会場及び街頭演説の場所においてする場合、並びに午前八時から午後八時までの間に限り、次条の規定により選挙運動の為に使用される自動車又は船舶の上に置いてする場合はこの限りでない」(引用)
この規定を読んで、立候補者は「選挙カーでは名前の連呼しかできない。演説は車を停めてするしかない」と考えているようです。
規定は非常にわかりにくいものとなっています。
まず「連呼」とは名前の連呼なのか政策の連呼なのかがわかりません。「何人も/なんびとも」つまり立候補者も車に一緒に乗っている人もという意味です。それ以外を読むと、「連呼は車を走らせながらならいい」とは読めませんね。「演説会場及び街頭演説の場所においてする場合」は、車を走らせているとは通常考えられません。停まった場所ならいいと考えるのが通常の読みでしょう。「選挙運動の為に使用される自動車又は船舶の上に置いてする場合」は、名前の連呼は「選挙運動の為に使用している車ではなくて、私用で借りた車ならいい」とも読めます。また、「自動車又は船舶の上」がわかりにくいですね。「自動車の車中及び上 加えて船舶の上」と言う意味だとしたら、車の中での連呼はいいと読めます。「自動車の上 又は船舶の上」と言う意味でしたら、車の屋根に立って演説している人がよくいますが、それはいいけれど、車の中ではいけないと読めます。このように公職選挙法は読みが難しいのですが、立候補者の多くは、走っている車の中では政策を言ってはいけないと解釈しているので、名前の連呼しかしないようです。或いは、政策はいいんだと言う人は「名前、政策、名前」の順にして連呼ではないとしている人もいます。例)「佐山です 暮らしを良くします 佐山です 35歳です 佐山です 元気ですか?佐山です」
●投票の基準は人それぞれです。
私は、試験勉強をして高等学校や大学に合格することに政治/政府/法律/官僚が関わる必要はないと思っています。義務教育ではないからです。仕事や勉強や金などに関しても、政治が邪魔さえしなければいい、と思っています。ですから、景気をよくしてほしい、失業率を減らしてほしい、学校ではこういうことを教えてほしい、などの政策を議員に期待しません。
私は安心・安全に暮らすことを高い優先順位に置いています。ですから、外交や防衛をまず考えます。戦争をしている間は、景気がよくても無意味ですし、人生も楽しめないからです。もう一つの安全問題は、環境です。森林破壊や原発ですね。
次に考えるのは、財政問題です。これは税金や債務/政府などの借金などのことです。日本の借金はかなり多いと思います。これを減らさないと、年金も受け取れなくなるでしょう、道路の修理もできず穴ぼこだらけになるでしょう、学校や病院に通う際の補助金も減るでしょうし、税金も高くなるでしょう。つまり安心して生活できません。
●最近の争点を以下に記しておきます。
・外交
-外交の基本は対話と交流。軍事力/ハード/政府向け、と文化力/ソフト/民間人向け。戦略と情報収集。宥和と挑発。互いのことを理解していることが基本です。そうでないと宥和が妥協ではなく弱腰と誤解されて侵略を招いたり、自衛措置が挑発や脅しに受け取られて戦争になる可能性が高いからです。国内問題と思っていることでも外交に影響します。死刑制度維持でイメージが悪くなったりします。掃除が行き届いている綺麗な国と言うイメージは、観光客をたくさん招き寄せることになります。これは民間外交とも言えます。イメージが良くなると、世論が戦争を望まなくなるので、安全になります。ソフトパワーとも言います。在日朝鮮人へのヘイトスピーチで韓国朝鮮からのイメージが悪化したり、彼らが疎外感を持ち過激な破壊思想を持つようになる可能性も考慮すると、ヘイトスピーチで追い詰めてもどこにも行く場所がないのですから、受容するほうが私たちの社会にとっても彼等にとってもいいと思います。遠からず「彼等」という表現さえせずに済む世の中になればいいと思います。欧州では、例えば移民排斥によって疎外感が募り、イスラーム国に参加する人もいます。そして、欧州に戻ってテロなどを起こします。初めから疎外しないで仲良くした方がずっといいのです。他にも領土問題、歴史認識(靖国・教科書・東京裁判・談話)二国間関係以外の国や地域にどこまで関わるか、色々あります。
「日本の国境」(新潮新書)
「尖閣問題とは何か」(岩波現代文庫2012)
「竹島は日韓どちらのものか」(文春新書)
・防衛
-防衛費、集団的自衛権、沖縄基地、世界平和への貢献、エネルギー自給と分散、食糧自給と分散などの問題があります。一部の本を挙げておきます。「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること 沖縄米軍基地観光ガイド」(書籍情報社2011)
「本当は憲法より大切な日米地位協定入門」
「シリーズ日本の安全保障1.5チャイナリスク」(岩波)
「現代アラブの社会思想 終末論とイスラーム主義」(池内恵.講談社新書.2002)
さらに深く進むための参考になる本のリストを掲げておきます。主に日本近現代史に関する本と、日本外交、国際情勢に関する本です。千冊以上のリストです。これらの本を読めば、一通り自分で考えを構築していくための基盤を持てると思います。ここをクリックしてください。なお、前半は日本近現代史のリストです。現在の日本外交につながる基盤の知識として必要と思い、付けています。他に、防衛・集団的自衛権について、高校生の政治活動・選挙などについてと一緒に考察するためのページを設けておきます。ここをクリックしてください。
・原発
-多くの原発は今停まっているか廃炉作業を進めていますね。理由は老朽化(営業開始から大体40年経過)、原発事故、地震と津波の起こった時に大災害になりそうだから、定期検査中で停止しているものもあります。
原発で仕事をしている人、その人たちに服や食べ物を売っている人、はお金が稼げなくなるので原発廃炉反対。但し、別の仕事でもいいよという人は廃炉賛成。
新しく原発を作る度に政府などからお金を貰える自治体(市町村)も反対。但し、事故が起きたら大変だからお金より大事なことだからと廃炉賛成の自治体もある。
そもそも節電して原発の電気は不要だから廃炉賛成。
原発は事故が起きたら大変だから廃炉賛成。
事故が起きても大丈夫な場所に頑丈に作ればいいから廃炉反対。
原発は安いから廃炉反対。
原発は損害賠償費用入れたら高いから廃炉賛成。
太陽光発電も原発の様にだんだん安くなっているから廃炉賛成。
原発は殆ど二酸化炭素出さないから廃炉反対。
太陽光発電も殆ど二酸化炭素出さないから廃炉賛成。
太陽光発電は壊れても原発より影響小さいから廃炉賛成。
原発は核兵器に転用でき、米中を牽制できるから廃炉反対。
国内で作って輸出すれば核兵器の技術維持できるから廃炉賛成。
原発にミサイルを撃ち込まれたら大変だから廃炉賛成。
原発のゴミはどこにも捨てられないし、捨てても危険だから廃炉賛成。
以上のような意見があります。金と防衛と環境と災害と人体被害と電気消費などの、どれが自分や日本人にとって大切かを考えて投票しましょう。
「核問題ハンドブック」(和田長久&原水爆禁止2005。核兵器核戦略事故軍縮について)
「私たちはこうして原発大国を選んだ 増補」(中公新書2011)
「原発とヒロシマ 原子力平和利用の真相」(岩波ブックレット)
「「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」(開沼博.青土社.2011.中央と地方、戦後史。総力戦惰性+戦後の民主化=ダム道路原発でムラ自立性失い国家従属化と説く)
「犠牲のシステム 福島・沖縄」(集英社新書2011)
「日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか」(矢部宏治.集英社インターN.2015」
「核廃棄物と熟議民主主義」(新泉社)
さらに先に進みたい、もっと考える材料や情報がほしい方は凡そ500冊のリストを作成したので、ここをクリックして観てください。
・財政
-財政とは、政府が何にいくらの金を使うかを言います。日本の財政が危険だと言う人とそうではないと言う人がいます。私は危険だと思う立場です。何が危険かと言うと「債務残高」が危険な水準だと思います。これは「まだ返していない借金」のことです。中央政府(財務省や文部科学省など)は国債、地方政府(北海道や沖縄県や東京都)は地方債を発行します。これを日本人や外国人や日本企業や外国企業が買います。日本の銀行(三菱東京UFJ、みずほ銀行、りそな銀行など)が買ったものは、そうした銀行から日本銀行(日銀とも言われます。日本銀行券=紙幣を製造しています。因みに通貨=硬貨の製造は日本政府です)が買うこともあります。日本の債務残高は2015年度に233.8%になると予測されています。イタリア149.2% フランス117.4% アメリカ110.1% 英国i97.6% カナダ94.3% ドイツ75.8% 「政府債務残高」や「世界の政府債務残高比較」などと検索すれば出て来ます。いや、こんなに多くないと言う人もいます。純債務残高と言う指標ではこれよりは低くなります。債務残高(借金)-資産(年金積立金や外貨積立金など)=純債務残高です。年金積立金などは国民一人一人の財産ですから、政府が借金の穴埋めに使うことは私は許可しないと言う考えです。また、仮に年金積立金を借金の穴埋めに使ったら、年金だけで暮らしている人は、生きていけません。従って、そういう点から考えても、政府の借金や財政に、年金積立金などを当てにしている考え方を私は好みません。財政破綻したギリシアなどでは、銀行に預けていた金も自由に引き出せない、その金も借金穴埋めに使うなどの話が飛び交いました。財政破綻すると、日本でもそうした事態が出現する可能性はあります。それでは世界で純債務残高の多い国を並べてみます。2014年です。 ギリシア174.3% 日本127.3% レバノン125.7% ポルトガル120.0% イタリア110.4% カーボヴェルデ107.7% グレナダ107.2% 10位フランス87.4% 14位英国81.0% 15位アメリカ79.7%
日本はもちろん100%を超えている国は、年金などの資産を借金の穴埋めに使っても返しきれないだけの借金を持っているのです。 これは中央と地方を合わせた額なのか 日本の債権は殆ど日本人か持っているから大丈夫と言う人がいます。何が大丈夫なのかと言うと、借金は日本人に対してのものが殆どです。だから、外国人が「日本は財政破綻=借金を返せなくなるから、もう日本国債を買うのをやめよう」と思っても、国債の価格が下がらないから大丈夫だということです。外国人が買わなくても、日本人が持っているし、日本人が買うだろうということです。しかし、日本人とは言え、財政破綻しそうなのに国債を買うとは思えません。また、既に日本人が持っている国債は、財政破綻すると利子も元金(買った値段分の金)も返ってきません。加えて、財政破綻すると、もう国債は発行できないか、発行しても誰も買わないか、ものすごく安く買いたたかれます。まとめると、外国人は国債をあまり買っていないから「国債価格は大丈夫!急には下がらない」けれど「日本人も買わない、持っている人は資産を失うかもしれない」から、その点は大丈夫ではない。 預金残高を下回っているから大丈夫と言う人がいます。これは、財政破綻したら日本人の銀行口座から金を徴収すればいいと言う考えから成り立っています。憲法29条で「財産権」が規定されていますが、これは政府が勝手に個人の財産を徴収できないようにと言う目的で作られているものです。つまり、預金残高を上回らないうちは大丈夫と言う考えは、憲法を尊重しない考えに行き着きます。私はこの考えを受容しません。 200%超えは中央政府と地方政府の債務残高です。 実質、予算、見込み、政府案などがあるので、いづれの時点で計算したかによって、収入も支出も異なります。検索すると借金の額や%が異なるのはこういうことです。 日本の総資産と総負債からいうと、350兆円。2012年ならGDP70%と言う人もいる。非金融資産なども合わせる。 何に対しての100%か これはGDP比に対してです。GDPは金を稼ぐ能力です。つまり、借金を返す能力です。GDPを全て借金を返すために使うことはありえませんが、仮にそうすれば、127.3%ですから、一年と少しで返せます。その代り、政府資産の国立競技場も売却し、霞が関のビルもすべて売る、道路工事もしない、給与も全部取り上げられる生活です。 GDPは国内総生産。いくら儲けたか、ということ。GDPには給与も入ります。小遣いも入ります。但し、企業の儲けの中に、雇われている人の給与、その人が子どもに払う小遣いなども入っています。重複しているのです。従って、重複分は削って計算します。もちろん、政府はあなたの小遣いがいくらかを知りませんから、企業の儲けや、給与などを計算するだけです。いづれにしても使い道は、消費、貯蓄、税金の三種類です。これを合計すれば、わかるのです。 名目GDPは価格変動などを考えるから実感に近い。実質GDPは価格変動がなかった場合=去年と同じ価格で売っていたら儲けはいくらかで考えるので、実感とは異なる。 金利は低い方がいい 借金の利子を払うだけで大変だからですね。従って、不景気で金利の低いうちに借金を返した方がいいのですが、今はそうなっていません。また、借金の利子を低く抑えるために、政府や日銀が金利を低く抑える政策を取っている、そのために年を取って仕事は引退して年金と預金だけで暮らしている人にとっては、銀行に預けた金が少ししか増えないので辛い生活になるのに、政府は我々を苦しめていると感想を持ちやすいのです。また政府の円安政策によって、服やバターや砂糖や石油などの輸入品の値段が上がりますから、輸入産業の企業や日常の買い物をする人にとっては苦しいのです。これは財政よりは景気に近い問題です。
「日本銀行と政治 金融政策決定の軌跡」(上川龍之進.中公新書.2014)
「日本の財政」(田中秀明.中公新書.2013)
・政治
-政治とは何か、政治制度、日本の政治について学んでおく必要があります。簡単に言うと、政治とは狭い意味では権力闘争(政治家の間では政局と言われます)、広い意味ではその共同体(町内会、学校、市、都道府県、国など)のメンバーが安全で、安心して暮らしていけるようにする行為です。政治制度は社会主義、独裁、貴族制、王制、などがあります。日本は民主主義を取っています。民衆が主権を持つべきだという主義です。簡単に言うと民衆が一番偉い。
選挙では私たちの理想の社会に変えることができないのではないか、だから選挙に行っても無駄だという考えを持つ人もいます。私はそうではないと思います。これまでに日本で政権交代がありましたし、アメリカでは何度も政権交代がありました。社会を大きく変えるほどではなくとも、政権交代や政治家が交替することで、社会も少し変えて来たと思います。ですから、選挙で社会が大きく変わらなくても、私たちの希望通りの選挙結果にならなくともあきらめてはいけないし、政治を見捨ててはいけないと思います。政治家を見限ることと政治を見限ることは違います。
以下に選挙までには知っておいてほしいことの書いてある本のリストを掲げておきます。 社会をどうするかを考えるのは人文系の範疇なので、そうした本が多くなっています。特に選挙のための応急処置として最小限の本のリストを用意しました。
加えて、あなたが理系を得意としていても、社会に参加する人間であるために、人に使われるだけの人間にならないために、人文系を学んでおきましょう。選挙に限らず教養を身に着けて自分・あなたにとって大切な人・あなたのいる社会に悪いことが起こらないよう、楽しく安心して生きて行けるようにして戴ければ私は嬉しいです。そのために、さらに広い範囲の本も上げておきます。そしてこれらはあなたが自分の頭で考える際の参考にする、たたき台にする文献です。決して鵜呑みにしないでください。政治家もこのサイトの言葉もあなた自身が考え直して、自分の意見として持って下さい。
「誰から取り誰に与えるか」(井堀利宏.東洋経済.2009)
「愛国心」(清水幾太郎.ちくま学芸文庫.2013)
「民意のつくられかた」(斎藤貴男.岩波現代文庫.2014)
「国家緊急権」(橋爪大二郎.NHKブックス.2014)
「民主主義って本当に最良のルールなのか」(朝日取材班.東洋経済.2014)
「変貌する民主主義」(森政稔.ちくま新書.2008)
「選挙のパラドクス なぜあの人が選ばれるのか」(Wパウンドストーン.青土社.2008)
「自由はどこまで可能か」(森村進.講談社新書2001)リバタリアン入門
「平成政治史?・?・?」(後藤謙次.岩波.2014)
「日本に絶望している人のための政治入門」(三浦瑠麗.文春新書.2015)
「憲法?憲法が保障する権利」(奥平康弘.有斐閣.1993)
「未完の憲法」(木村草太& 奥平康弘 .潮出版社.2014)
「格差社会 何が問題なのか」(橘木俊詔.岩波新書.2006)
「移民と難民の国際政治学」(マイロンウェイナー.明石書店.1999)
争点は上記以外にもたくさんあります。新聞やテレビやネットで取り上げられていることだけではなく、自分で争点を考えることが重要です。それが民主主義です。まず、あなたが政治について考え、その理想を実現してくれそうな人や政党を指名(投票)する。或いは、政策をみんなに訴えて、その政策を実現してくれる政治家を募集する。政治家が考えた政策から選ぶだけというのは民主主義を運営していく市民としてはふさわしいとは思いません。
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